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ジープラ株式会社様

ジープラ株式会社 開発推進室 室長 田口昌宏様
ジープラ株式会社 開発推進室 室長 田口昌宏様
ジープラ株式会社

田口様は認定スクラムマスター(CSM)でありCEDEC運営委員などでも活躍しているため、アジャイル開発のコミュニティやゲーム業界でご存知の方も多いかもしれません。今回はジープラ社でのアトラシアン製品活用について、お話を伺いました。

※文中でご紹介している「JIRA」は2015/10/7に製品体系が変更になりました。現在の「JIRA Core」に該当します。

ゲーム開発における情報共有・バグ管理だけではなく、
社内のサポートにも活用

Q 社内で利用しているアトラシアン製品を教えてください。
現在は、Confluence(企業向け情報共有)、JIRA(課題管理)を利用しています。
Q どのような場面で利用していますか?
Confluence

ゲーム開発の基本的な流れでは最初に企画担当がゲーム内容を考えます。このときConfluenceを利用しています。そのあと画像や音を作る担当へ情報を共有し、プログラミングを担当するエンジニアへ、という順序で進めていきます。

この開発の流れからはウォーターフォールが合っているようにも見えますが、実際にはそうはいきません。
ゲームというのはある程度制作した段階で、それを見ながら「もっと面白く」とか「ババーン!という感じにして」といった抽象的な言葉で要望が出てきます。このような要望や思いついたアイデアは、ひとまずどこかにメモしたくなりますが、Confluenceは高速にページが作れる上、情報共有もできるので目的に適っています。

ゲーム開発の基本的な流れ
ゲーム開発の基本的な流れ

JIRA

開発案件のバグ管理は、案件の都合で顧客のJIRA環境を使っています。
社内のJIRA環境ではアトラシアン製品の問い合わせ窓口やプロジェクト追加依頼、ユーザー追加依頼などに利用しています。

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より利用しやすいような工夫と使い分け

Q Confluenceではどのような情報を扱っていますか?

仕様書やディスカッションの議事録が主です。DB設計書や運用規定の共有にも使っています。
また、JIRAと連携してConfluence上にJIRAのタスク一覧を表示しています。今はJIRA Agileは使っていませんが、手製でJIRA Agile風にスプリントごとに表示して活用しています

私の個人活動では、Confluenceのパーソナルスペースのブログを使って、ConfluenceのTIPSや社内からの質問の回答を発信しています。

アドオンも使っています。
Confluence Questionsはβ版の無償期間中に使っていました。正式導入は検討中です。そのほか、Multivoteを使って飲み会の日程を決めたり、Tagcloudを使って人気のあるタグをフォントサイズ別に表示し、話題の情報に気づきやすくなるようにしています。

Q Confluence上で議論して決定するといった使い方を試したことはありますか?たとえば、企画担当の方と決め事をする際、ブループリントの「稟議書」が使えないでしょうか?
稟議書」は以前試したことはありますが、現在は使っていません。
ゲーム業界では、テキストや画像だけではうまく想いを伝えられないことがあり、直接会って議論して決めることが多いんです。面白い、きれい、美しいといったことを決めなければならないので、テキストでの議論はなかなか難しいですね。ですからこの点は割り切って、Confluenceは情報共有や覚書などにと使い分けています。

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遠隔地をつなげるだけではない、情報の一元化や見える化に役立つ

Q 離れた場所にいるユーザ同士をつなげられるというのは、JIRAやConfluenceのメリットのひとつですが、御社は同じオフィスにいる社員同士でも活用しています。この場合のメリットを教えてください。

以前は、さまざまな共有方法が混在していました。たとえば、大きいサイズのファイルはファイルサーバーで共有する、小さいサイズのファイルはGoogleドライブで共有する、ゲームのリソースはリポジトリで履歴管理するといったようにバラバラだったんです。このため、必要な情報を探すのに何箇所も探す必要があり、苦労しました。JIRAやConfluenceを利用することで、種類や用途によって保存場所を変えることなく一元管理できるのがいいと思っています。しかもGoogleドライブより軽いですし、ファイルと併せてコメントを残せるのもいい点です

以前はMediaWikiがあったのですが、みんな使ってくれませんでした。RedmineのWikiも使ってみたのですが、使い勝手がよくありませんでした。よくある話ですが、Redmineはエンジニアが必要だからと小さい規模で使っていたのが、いつのまにか社内に広がったため公式なのか非公式なのか曖昧になってしまいました。そのような意味でも使いづらい状態でした。
Confluence導入からは、RedmineのWikiはほとんど使われなくなりました。

Confluenceは権限設定で開発プロジェクト毎に書き込めるスペースを制限をしていますが、全社員がすべてのスペースを閲覧は可能なようにしています。利用者が社内メンバーのみなので、各開発プロジェクトの情報は隠さず、むしろ参照できるようにオープンにして見通しをよくしています。

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情報がないところに人は集まらない
率先して情報をつくる、場を整える

Q アトラシアン製品の導入に至った経緯を教えていただけますか?
もともとJIRAとConfluenceを使っている顧客があり、その顧客の案件でアトラシアン製品に慣れているメンバーが多かったことが導入理由の一つです。
昨年JIRAやConfluenceを導入していない顧客のプロジェクトが立ち上がり、そのタイミングで社内の導入を検討しました。まずは一部のメンバーから利用し始め、その後、社内全体に広がりました。
Q 社内に広めるために、どのように工夫しましたか?

実はなかなか使われない日々が続いたんです……。そんなとき、社内に技術ノウハウや他社調査などの情報を共有する場がないという意見がタイミングよく出てきました。そこであっという間に全社導入が決定し、アトラシアン製品が社内の公式ツールになりました。まだまだ十分に利用されていない感じはあるので、初めてさわる方でも分かりやすいようにドキュメントやFAQを作ったり、できるだけ俊敏なサポートができる体制に整備しています。

導入当初は当然情報はありませんが、情報がないところに人は集まりません。まずは率先して情報を作ることが重要です。そのために雑談部屋のような自由エリアを作るのもいいと思います。

整備していくうちに、さまざまな意見が出てくるようになりました。顧客の環境ではこんなことができるのに自社のConfluenceではできない、アトラシアンエバンジェリストのブログに書いてあることが自社のConfluenceではできない、などと活発に意見が出るようになり、それまでは一人で管理していたのが、2名が追加で協力してくれることになりました。

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低コストなメンテナンスと安定稼働が魅力

ジープラ株式会社 開発推進室 室長 田口昌宏様 Q アトラシアン製品の動作環境を教えてください。

AWSを使っています。安いしスケーリングがとても楽です。
容量は手製のツールでチェックしており、80%を超えたらメールが届くようにしています。
JIRAとConfluenceのバックアップファイルを保存期限3日を超えたら削除する仕組みも盛り込んでいますし、AWSのサーバー丸ごとバックアップも使っています。

実は最初はAWSに抵抗がありました。知識がなかったので。ですが実際にやってみると、サーバーを立てるのも運用も簡単なのでオススメです。

Q アトラシアン製品の運用体制はどうしていますか?

サーバそのものとJIRAとConfluenceのソフトウェア的な運用は私一人でやっています。他に新規プロジェクトとスペースの作成やワークフローの設定など、少し複雑な設定に対応するエンジニアが1名、アカウント作成やグループへの追加など事務的な処理に対応するメンバーが1名、合計3名で運用しています。

管理者同士で必要な情報はConfluenceで共有していますし、ToDoはJIRAで管理しています。

運用コストを下げるために社員からの依頼窓口を一元化することを目指して、各種問い合わせや依頼を管理するプロジェクトをJIRA上で構築し、配信登録機能を併用して作業漏れが発生しないように環境を整えました。プロジェクト追加依頼やユーザー追加などの運用もJIRAで実現しています。

Q 運用する立場から、アトラシアン製品を導入してよかったと思うことはなんですか?
一番はメンテナンスのコストが低いところです。
アップグレードもあまり気にせずに実行できますし、安定して動作している点も優秀ですね。

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「思うように利用してもらえない」を今後は改善

Q 今後、アトラシアン製品をどのように活用していきたいですか?活用における課題があれば教えてください。
案件の都合もありますがConfluenceに比べてJIRAの利用頻度が低いので、改善していきたいです。JIRAのメリットをなかなか伝えにくくて……。普及のためにもJIRA Agileを購入しておけばよかったなと思っています。JIRAのデータマイニング用ワークフローを作ってみたのですが、現在は利用していません。ちょっと難しすぎたかもしれません。ワークフローはシンプルなほうがよいですね。
Q GxPに期待することがあれば教えてください。
さきほどお話したようにJIRAの利用促進に苦戦しています。以前にConfluenceやConfluence QuestionsについてGxPに説明してもらったところ社内メンバーの利用が加速したので、同じようにそろそろJIRAについても支援してもらったほうがよいかなと考えています。

弊社担当より

今回はゲーム業界におけるソフトウェア開発の特徴についても伺うことができました。その中にもアトラシアン製品を活用できる場が多くあることや活用のポイントについて知ることができ、大変参考になりました。田口様の導入から運用までの苦心や工夫は、今後導入するみなさまの参考になると思います。引き続き、GxPとしても利用促進のご支援をさせていただきます。今後もぜひアトラシアン製品およびGxPのサポートをご活用いただければと思います。

田口様、お忙しい中、貴重なお話をありがとうございました。